X
NEWS

繊維育英会 衣服の資源循環プロジェクトがスタート 全ての衣服を糸とPANECOに再生

2022/04/07

資源循環プロジェクト「ウィゾール」

一般社団法人繊維育英会は4月から、地球環境問題に取り組む資源循環プロジェクト「ウィゾール」をスタートした。着古した衣服の素材を制限なく回収した後、2通りのリサイクルを行うのが特徴だ。一つが糸への再生で、もう一つが圧縮形成した繊維リサイクルボード「PANECO」作り。「全ての服は捨てるものではなく回収し、生まれ変わるもの」として、新しいリサイクルを実現するダブルサーキュラーエコノミーに取り組む。

 ウィゾールは提携先に回収ボックスを設置し、着用しなくなった全ての服を回収する。「リサイクルとして回収される衣服は、素材によって回収が難しいと言われている」(財間宣彰副理事長)が、色や混率別に仕分けし、ボタンやファスナーなどのパーツの解体作業を徹底していく。「和歌山県の作業場で、地元福祉施設の協力のもと一つひとつ丁寧に仕分ける」ことで、糸にできるものは紡績し「リ・ヤーン」として繊維製品化、それ以外はPANECOの材料にする。

繊維リサイクルボード「PANECO」を使用した回収ボックス

 リ・ヤーンはまず綿100%で取り組む。「生地のクオリティーは重要」と、綿での成果を上げた後にポリエステルやウールなどの素材に着手する考えだ。それまでは、PANECOの材料に回す。PANECOは木材に近い強度と加工性を併せ持ち、家具や内装、ディスプレー什器などに使用可能。使わなくなったボードは新たなボードとして再生できる。

回収した服から糸にリサイクルし生地へ再生

繊維育英会 衣服の資源循環プロジェクトがスタート 全ての衣服を糸とボードに再生 | 繊研新聞 (senken.co.jp)