不要になった服を回収ボックスに入れたとき、多くの人は「これでリサイクルされた」と感じます。
しかし実際には、その先で多くの衣類が行き場を失っています。
古着リサイクルとは、不要になった服(古着)を回収し、資源として再活用する仕組みです。
ですが現実には、「回収されても循環していない衣類」が大量に存在しています。

本記事では、
まで、構造から整理します。
古着リサイクルとは、不要になった服(衣類)を回収し、再利用または再資源化する仕組みです。
主な流れは以下の通りです。
ただし、すべての衣類がこの流れに乗るわけではありません。
世界では年間約9,200万トンの衣類が廃棄されています。
そのうち約80%以上が焼却または埋立処分とされています。
つまり、回収されても多くの衣類は循環していません。
回収された古着(衣類)は、主に以下に分かれます。

状態の良い古着は中古品として再販売されます。
ただし、再販売できる衣類は限られており、古着廃棄全体の約10%程度にとどまるという調査結果もあります。
一部の衣類は、
などに再利用されます。
これらは繊維を素材として活用する方法ですが、多くは一度きりの用途で終わり、循環にはつながりません。
また、この繊維リサイクルに回る衣類も、古着廃棄全体の約10%程度にとどまるとされています。
さらに一部の衣類は、繊維 to 繊維リサイクルとして、新たな糸や生地へと再生されます。
ただし、
といった理由から、適用できる衣類は限られています。
実際には、こうした再生が行われる割合はごくわずかで、古着廃棄全体の1%未満にとどまるという調査結果もあります。
多くの衣類は、
により再利用できず、行き場を失います。
これは例外ではなく、むしろ古着の大半にあたります。
実際には、回収された衣類の80%以上が最終的にこの状態へと行き着くとされています。

回収された古着の多くは海外へ輸出されます。
その代表例が、西アフリカのガーナです。
ガーナの首都アクラには大規模な古着市場があり、世界中から古着が流入しています。
しかし、
輸入された古着の約40〜50%は販売できないとされています。
古着のゴミ問題
売れなかった古着は、
といった問題を引き起こしています。
現地では、古着が巨大な「ゴミの山」として積み上がっています。
これは、行き場を失った衣類の最終形です。
なぜ問題が起きるのか
原因は明確です。
回収後の出口が設計されていないことです。
服を回収 → 行き場なし → 別の場所で廃棄
これは循環ではなく、問題の移動です。
参考: https://www.bbc.com/japanese/video-58839356
従来の古着リサイクルは、
などの低付加価値用途が中心です。
これは価値が下がるダウンサイクルです。
重要なのは、
回収ではなく出口設計です。
ここまで設計されて初めて、循環になります。
PANECO®は、衣類を素材として再資源化する仕組みです。
服を分解せず、そのまま材料として再構築することで、
として再利用が可能になります。

繊維リサイクル「PANECO®」: https://paneco.tokyo
PANECO®は、
回収 → 再資源化 → 使用 → 再回収
という流れを前提に設計されています。
古着リサイクルで重要なのは、回収ではなくその後です。
これを考える必要があります。
廃棄されるはずだった服を、使い続けられる資源へ。

「PANECO®︎ board S」循環型 繊維リサイクルボード
繊維廃棄物(廃棄衣類-古着-制服-ユニフォーム-作業服-その他繊維製品)をボード化した
環境に配慮したサステナブルなリサイクル建材-内装材-床材
https://paneco.tokyo/products/board-s/
