NEWS

古着リサイクルとは? 回収された古着の行方と問題点をわかりやすく解説

2026/03/25

古着リサイクルとは? 回収された古着の行方と問題点

不要になった服を回収ボックスに入れたとき、多くの人は「これでリサイクルされた」と感じます。

しかし実際には、その先で多くの衣類が行き場を失っています。

古着リサイクルとは、不要になった服(古着)を回収し、資源として再活用する仕組みです。

ですが現実には、「回収されても循環していない衣類」が大量に存在しています。

 

古着リサイクル PANECO

 

本記事では、

  • 古着リサイクルの仕組み
  • 回収された服の行方
  • 古着輸出の問題(ガーナ)
  • なぜ循環しないのか
  • 解決の考え方

まで、構造から整理します。

 

古着リサイクルとは

古着リサイクルとは、不要になった服(衣類)を回収し、再利用または再資源化する仕組みです。

主な流れは以下の通りです。

  • リユース(再使用)
  • 繊維リサイクル(ウエス・断熱材など)
  • 繊維 to 繊維リサイクル(糸・生地への再生)

ただし、すべての衣類がこの流れに乗るわけではありません。

 

古着リサイクルの現状

世界では年間約9,200万トンの衣類が廃棄されています。

そのうち約80%以上が焼却または埋立処分とされています。

つまり、回収されても多くの衣類は循環していません。

 

回収された古着の行方

回収された古着(衣類)は、主に以下に分かれます。

① リユース

古着リサイクル PANECO

状態の良い古着は中古品として再販売されます。

ただし、再販売できる衣類は限られており、古着廃棄全体の約10%程度にとどまるという調査結果もあります。

② 繊維リサイクル

一部の衣類は、

  • ウエス(工業用雑巾)
  • 断熱材
  • フェルト

などに再利用されます。

これらは繊維を素材として活用する方法ですが、多くは一度きりの用途で終わり、循環にはつながりません。

また、この繊維リサイクルに回る衣類も、古着廃棄全体の約10%程度にとどまるとされています。

③ 繊維 to 繊維リサイクル

さらに一部の衣類は、繊維 to 繊維リサイクルとして、新たな糸や生地へと再生されます。

ただし、

  • 分解コストが高い
  • 素材が混在している
  • 品質が安定しない

といった理由から、適用できる衣類は限られています。

実際には、こうした再生が行われる割合はごくわずかで、古着廃棄全体の1%未満にとどまるという調査結果もあります。

④ 行き場を失う衣類

多くの衣類は、

  • 汚れ
  • 混合素材
  • 品質のばらつき

により再利用できず、行き場を失います。

これは例外ではなく、むしろ古着の大半にあたります。

実際には、回収された衣類の80%以上が最終的にこの状態へと行き着くとされています。

 

古着輸出の問題|ガーナで起きている現実

古着リサイクル PANECO

 

回収された古着の多くは海外へ輸出されます。

その代表例が、西アフリカのガーナです。

ガーナの首都アクラには大規模な古着市場があり、世界中から古着が流入しています。

しかし、

輸入された古着の約40〜50%は販売できないとされています。

古着のゴミ問題

売れなかった古着は、

  • 市場周辺に堆積
  • 排水路を詰まらせる
  • 海岸へ流出する

といった問題を引き起こしています。

現地では、古着が巨大な「ゴミの山」として積み上がっています。

これは、行き場を失った衣類の最終形です。

なぜ問題が起きるのか

原因は明確です。

回収後の出口が設計されていないことです。

服を回収 → 行き場なし → 別の場所で廃棄

これは循環ではなく、問題の移動です。

 

参考: https://www.bbc.com/japanese/video-58839356

 

古着リサイクルの限界

従来の古着リサイクルは、

  • ウエス
  • 断熱材

などの低付加価値用途が中心です。

これは価値が下がるダウンサイクルです。

 

解決の考え方

重要なのは、

回収ではなく出口設計です。

  • どこで使うか
  • どう再利用するか
  • 循環できるか

ここまで設計されて初めて、循環になります。

 

新しい選択肢

PANECO®は、衣類を素材として再資源化する仕組みです。

服を分解せず、そのまま材料として再構築することで、

  • 建材
  • 内装材
  • 家具

として再利用が可能になります。

 

古着リサイクル PANECO

 

繊維リサイクル「PANECO®」: https://paneco.tokyo

 

廃棄されない循環

PANECO®は、

回収 → 再資源化 → 使用 → 再回収

という流れを前提に設計されています。

 

まとめ

古着リサイクルで重要なのは、回収ではなくその後です。

  • 服がどこへ行くのか
  • 衣類がどう使われるのか
  • 循環しているのか

これを考える必要があります。

 

古着を、終わらない資源へ

廃棄されるはずだった服を、使い続けられる資源へ。

 

PANECO パネコ 繊維リサイクル textile recycling

 

「PANECO®︎ board S」循環型 繊維リサイクルボード

繊維廃棄物(廃棄衣類-古着-制服-ユニフォーム-作業服-その他繊維製品)をボード化した
環境に配慮したサステナブルなリサイクル建材-内装材-床材

https://paneco.tokyo/products/board-s/

 

EuroShop 2026 | Sustainable Retail Store Design with Circular Textile Materials | PANECO