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古着リサイクルとは?資源安全保障にもつながる繊維廃棄物の再資源化と資源循環の仕組み

2026/04/12

古着はこれまで、「不要になった衣類」として処分されるものと考えられてきました。

しかし現在、資源価格の変動や供給不安が常態化する中で、古着や繊維廃棄物の価値は大きく見直されています。

それは単なるリサイクルではなく、資源供給の構造そのものに関わるテーマです。 本記事では、古着リサイクルの基本から、資源安全保障につながる構造までを整理します。

 

古着リサイクル PANECO

 

古着リサイクルとは?

 

古着リサイクルとは、使用済みの衣類を回収し、再利用や再資源化によって新たな価値を生み出す取り組みです。

一般的には

 ・リユース(そのまま再使用)

 ・リサイクル(繊維として再利用)

が中心となります。

 

なぜ古着は循環していないのか

 

古着は回収されているにもかかわらず、資源として十分に循環しているとは言えません。

 

その主な理由は

 ・複数素材の混在

 ・汚れや劣化

 ・分別・加工の難しさ

にあります。

 

その結果、多くの古着は

 ・焼却

 ・埋立

 ・海外輸出

に依存しています。

 

回収されても、資源として循環できていない構造です。

 

古着リサイクル PANECO

 

古着は「廃棄物」ではなく「資源」

 

ここで重要なのは視点の転換です。

 

古着や繊維廃棄物は 適切に回収・再資源化されれば、再び利用可能な資源です。

都市には

 ・衣類

 ・ユニフォーム

 ・作業服 など、

大量の繊維資源が存在しています。

 

都市には、すでに資源が存在している。

 

なぜ資源安全保障につながるのか

 

資源安全保障とは、資源を安定的に確保できる状態を指します。

 

古着が資源安全保障につながる理由は明確です。

 

都市の中にすでに存在する繊維資源を回収・再資源化することで、外部からの資源調達への依存を一部低減できる可能性があるためです。

 

従来は、外部から資源を調達する構造が前提でした。

 

しかし現在は

 ・地政学リスク

 ・供給不安

 ・価格変動

により、その前提が揺らいでいます。

 

その中で 都市内部に存在する資源を活用することが重要になっています。

 

「都市鉱山」との共通点

 

都市に蓄積された資源を活用する概念として、「都市鉱山」が知られています。

 

これは、電子機器や金属などを回収し、資源として再利用する考え方です。

 

古着や繊維廃棄物も同様に 都市に存在する資源 として捉えることができます。

 

都市は資源の供給源になり得る。

 

森林との構造的な類似性

 

従来、ボードは森林資源からつくられてきました。

 

森林 → 木 → ボード

森林は、木を通じてボードの原料を供給する基盤です。

 

一方で

古着 → 繊維 → ボード

都市に存在する繊維資源は、再資源化されることでボードとして再構築されます。

 

建材・内装材・家具など、木質ボードと同様の用途で使用されます。

 

この対応関係により、「PANECO® board」は木質ボードの代替となり得る素材です。

 

EuroShop 2026 | Sustainable Retail Store Design with Circular Textile Materials | PANECO

 

「都市森林」という考え方

 

この構造を整理すると、次のように定義できます。

 

都市森林:都市に存在する繊維資源を、ボード原料の供給源として捉える考え方

 

森林が木材を供給してきたように、都市は繊維資源を供給する基盤になり得ます。

都市もまた、資源を生み出す存在へと変わります。

 

資源は循環することで供給になる

 

資源として機能させるためには、循環構造が不可欠です。

 

回収 → 再資源化 → 供給 → 再回収

この流れが成立することで 資源は一度で終わるものではなく、継続的に供給されるものへと変わります。

 

「都市循環」:資源を継続的に循環させる構造

 

PANECO®の取り組み

 

PANECO®は、古着や繊維廃棄物を回収し、再資源化し、再び社会に供給する仕組みの具体化を進めています。

 

これは単なるリサイクルではなく 資源循環を供給構造として成立させる取り組みです。

 

PANECO パネコ 繊維リサイクル textile recycling

 

古着は、これまで廃棄物として扱われてきました。

 

しかし、都市に蓄積された繊維資源を回収し、再資源化し、継続的に供給する構造が成立すれば、古着は単なる廃棄物ではなく、資源として機能します。

 

都市の中に存在する資源を活用することで、外部からの資源調達への依存を低減できる可能性がある。

 

これは 資源安全保障そのものの構造です。

 

— つまり、古着は資源安全保障につながるのではなく、資源安全保障を構成する資源になり得る。 —

 

 

古着は、終わらない。

資源になる。

そして、資源安全保障になる。

 

 

古着・繊維廃棄物の再資源化について

お気軽にご相談ください。

 

 

PANECO® | 繊維資源循環プラットフォーム

 

https://paneco.tokyo

 

 

 

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