リサイクルの実施及びその費用負担を生産者・販売者に移行する考え方が 法制化されてきた。これは,生産者や販売者に,消費後の段階における製 品の管理についての責任を課するという意味で「拡大生産者責任」と呼ば れるものである2)。拡大生産者責任は,循環経済における中心理論とし て,世界各国に展開され続けた。2000年に OECD から出されたガイダン スマニュアルによる「物理的及び/もしくは経済的に,製品に対する生産 者の責任を製品のライフサイクルにおける消費後の段階まで拡大させ,一 般廃棄物の処理責任を地方自治体から生産者に移転することで生産者に廃 棄物削減やリサイクルへのインセンティブを与え,もって廃棄物の減量化 と資源の有効利用を目指した画期的な資源・廃棄物政策という環境政策上 の手法である3)」という拡大生産者責任に対する定義は,世界では最も影 響深い説明である。したがって,OECD から提唱された定義は,世界に 通用する一般的な概念として定着した。簡単に言うと,拡大生産者責任と は,生産者が製品の生産・使用段階だけでなく,廃棄・リサイクル段階ま で責任を負うという考え方で,具体的には,生産者が使用済み製品を回 収,リサイクルまたは廃棄し,その費用も負担するということである。
「PANECO」
リサイクルが困難な廃棄衣類繊維を独自のマテリアルリサイクル方法(国際特許出願中)で美しくアップサイクルし再資源化します。廃棄衣類繊維をボード化することにより、廃棄衣類繊維を家具等の様々なプロダクトによみがえらせることができ、廃棄予定の衣類繊維に新な価値を付加して社会に還元します。衣類繊維の独自のマテリアルリサイクル方法を通して、深刻な衣類繊維廃棄物の削減と循環型社会の構築に貢献します。
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SFGs:Sustainable Fashion Goals(持続可能な ファッションの目標)