【熱可塑性 繊維リサイクルボード】
繊維リサイクルのPANECO®は、従来より研究開発を進めてきた意匠性の高い「熱可塑性 繊維リサイクルボード」を商品化します。
【高い意匠性】
「熱可塑性 PANECOボード」は、販売中の「熱硬化性 PANECOボード」と見た目は全く変わらない高い意匠性が特徴です。
【高い質感(重厚感・高級感)】
従来のフェルトを固めた(熱可塑性)ボードとは異なる高い質感(重厚感・高級感)も特徴です。
【廃棄衣類繊維を高配合】
「熱可塑性 PANECOボード」の廃繊維含有率は70%の高充填で、数ミリ~10ミリの厚みのラインナップを展開する予定です。
【特徴】
熱可塑性ボードの特徴としては
などがあげられます。
【「熱硬化性 PANECOボード」と「熱可塑性 PANECOボード」】
繊維リサイクルのPANECO®は、「熱硬化性 PANECOボード」「熱可塑性 PANECOボード」の2種類のボードをラインナップすることで、素材活用の様々な用途における最適な使い分けを可能にします。
【さらなる展開】
また、「熱硬化性 PANECOボード」は量産化を目指しており、将来的には3種類のラインナップを展開することにより、より広い社会のニーズに応える体制を構築し、本格的な社会実装を目指します。
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繊維リサイクル「PANECO®」
お問い合わせ
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SFGs:Sustainable Fashion Goals(持続可能な ファッションの目標)
https://www.paneco-sustainable-fashion-goals.com
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参考
高分子には熱可塑性高分子と熱硬化性高分子があります。熱可塑性高分子は成形加工後でも、再度加熱すると軟化・溶融する高分子です。熱硬化性高分子は、成形加工後は加熱しても、もはや軟化・溶融することはなく、無理に加熱を続ければ成形品の形を保ったままで熱分解し、最後には炭化してしまいます。
熱可塑性高分子と熱硬化性高分子の違いは、高分子の分子鎖同士が結合しないでいるか、それとも分子鎖同士がつながっている(架橋と言います)かの違いです。分子鎖が結合しないでいると、加熱によって分子鎖の熱運動が活発化し、最後には分子鎖同士が自由に動く状態になります。これが軟化や溶融という現象です。熱可塑性高分子は1次元の分子鎖か、それが部分的に枝分かれした分子鎖の構造をしています。一方、分子鎖同士がつながっていると、全体で一まとまりの分子になっているので加熱しても個々の分子鎖同士が自由に動くことはできず、成形加工した形のままを保ちます。
引用:モノタロウ「化学製品・高分子製品の基礎講座」
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